第28回大会特別講演・シンポジウム報告書


 
目   次


 はじめに


 第1部 スポーツ史学会第28回大会特別講演載録 …………… 4
  <特別講演>「古代ギリシアにおける格闘スポーツの運動技術」
                高橋 幸一(山形大学名誉教授)


 第2部 スポーツ史学会第28回シンポジウム載録 ………… 24
   <テーマ>「スポーツ技術・戦術史の現状と課題」
      シンポジスト  及川 佑介(東京女子体育大学)
              新井  博(びわこ成朕スポーツ大学)
              中房 敏朗(大阪体育大学)

       司 会    大川 信行(富山大学)


 第3部 参考資料
  スポーツ史学会第28回特別講演抄録・シンポジウム抄録 …50


 第4部 シンポジウムによせて
  シンポジウム「スポーツ技術・戦術史の現状と課題」を開いて
             谷釜 尋徳(東洋大学)……………62


  スポーツ史学会第28同大会シンポジウム
     「スポーツ技術・戦術史の現状と課題」に参加して
             小谷  究(日本体育大学)………64


  シンポジウム「スポーツ技術・戦術史の現状と課埴」に参加して
    〜技術・戦術の「示し方」に関わる問題という視点〜
             鵤木 千加子(甲南大学)…………66
 
 
 
は じ め に

  この小冊子は、2014年12月6日・7日の両日に、雪の舞うなか富山大学で開催しましたスポーツ史学会第28回大会の特別講演「古代ギリシアにおける格闘スポーツの運動技術」とシンポジウム「スポーツ技術・戦術史の現状と課題」の載録を中心にまとめたものです。
 周知のように、わが国におけるスポーツ技術史研究の開掛ま、今から40年以上も前に、岸野雄三氏によってその必要性が唱えられ、同様に、スポーツの戦術も1980年に谷釜了正氏らによって、ギュンター・シュティーラーの『球技戦術論』が紹介されるなど、そのお膳立ては整えられていました。それにもかかわらず、スポーツ科学の一専門分科学に位置するスポーツ史の領域で、これらをテーマに掲げたものは、ここ数年ようやく散見するようになったものの、まだまだ贔屓目にみてもそれほど活発であるとは言い難い状況でありました。
 そこで本大会では、このような現状を克服するための一助として、まず高橋幸一先生に、古代ギリシアで実施されていた格闘スポーツの運動技術についてご講演をいただき、次いでシンポジウムにおいて、及川佑介先生には日本バスケットボール史の立場で、新井博先生にはスキー史の立場で、中房敏朗先生にはサッカー史の立場で、それぞれの技術・戦術の変遷をはじめ、現在の研究状況や抱えている問題点、さらには今後、スポーツ技術・戦術史研究を発展させるうえでの視点や課題など、多岐にわたるご発表を行っていただきました。
 今回の企画におけるささやかな成果が、若手研究者の目にとまり、スポーツ史研究に携わる先生方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。この機会にぜひご高覧いただき、忌博のないご意見・ご感想をお聞かせください。
 最後になりましたが、ご多忙にもかかわらず講演とシンポジウムへの参加をご快諾くださった先生方、大会運営を支えてくださったスポーツ史学会事務局並びに学会大会組織委員会の皆様には、心から感謝申し上げます。

  平成27年4月
       スポーツ史学会第28回大会組織委員会委員長 大川 信行

 
 <スポーツ史学会第28回大会組織委員会>

 大会会長     高橋 幸一(スポーツ史学会会長)
 大会顧問     神川 康子(富山大学人間発達科学部学部長)
 組織委員会委員長 大川 信行(富山大学)
 組織委員     大久保英哲(金沢大学)神野 賢治(富山大学)
          佐伯 聡史(富山大学)澤  聡美(富山大学)
          福島 洋樹(富山大学)賓撃 淳郎(金沢大学)
          水谷 秀樹(富山大学)




スポーツ技術・戦術史の現状と課題

スポーツ史学会第28回大会特別講演・シンポジウム報告書





   2015年4月20日発行

 編集・発行    スポーツ史学会第28回大会組織委員会
             委員長 大川信行
             〒930−8555 富山県富山市五福3190
             富山大学人間発達科学部 大川研究室
              076(445)6326

 印刷・製本    株式会社なかたに印刷
          〒939−2741富山県富山市婦中町中名1554-23
           076(465)2341

 

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