スポーツ史学会第36回大会 プログラム

2022年12月3日(土)・4日(日)

 12月3日(土)受付開始13時〜 講義1号棟1階 102講義室


 

 12月4日(日)受付開始9時〜 講義1号棟1階 102講義室


 

スポーツ史学会第36回大会(奈良教育大学)開催要項

 
 参加申込書は、こちらからダウンロードできます。

Word用をダウンロード  PDF形式をダウンロード

 申込みは第36回大会事務局まで、E-mailに添付してお送りください。
 kinoue@cc.nara-edu.ac.jp
(郵送も可ですが、確認が少々遅れることがございます。)


 スポーツ史学会第36回大会は、奈良教育大学において2022年12月3〜4日において、対面式で開催することとなりました。
 ただし、止むを得ない事情(濃厚接触者、勤務先の出張許可が下りない、基礎疾患があるため出張ができない等)がある場合には、オンライン発表およびオンライン参加(一般発表)を可能とします。その際には、11月17日までに組織委員会にメールにてご連絡ください。組織委員会より改めてご連絡を差し上げます(濃厚接触者などの理由により対面参加ができなくなった場合には、それが明らかになった時点で、すぐご連絡ください)。なお、シンポジウムについてはライブ配信はせず、原則対面式とします。



1.日程

  2022年12月3日(土)−4日(日)

 
2.会場(交通アクセスは「9.アクセス」を参照してください)

  奈良教育大学 〒630−8528 奈良市高畑町
  一般研究発表:講義1号棟1階 102講義室
  シンポジウム:講義4号棟1階 大講義室

 
3.大会参加費

   一般 ¥4,000円
   学生 ¥2,000円

 *会員/非会員とも同額です。

 
4.発表および参加申し込み

  1)発表申し込み締め切り:2022年9月10日(土)
    〇抄録原稿締切: 2022年9月24日(土)
  2)参加申し込み締め切り:2022年11月11日(金)
    〇参加申込方法: 「参加申込書」に必要事項を記入し大会事務局E-Mailアドレス宛
    (kinoue@cc.nara-edu.ac.jp)に添付の上、送信してください。
   「参加申込書」はスポーツ史学会ホームページの「学会大会」→「次回大会案内」に
    掲載していますので、ダウンロードしてご使用ください。
  3)参加費: 同封もしくは郵便局備え付けの払込取扱票にて下記の郵便振替口座に
    11月11日(金)までに払い込みをお願いします。なお、発表者に関しましては、
    9月26日(月)までのお振込みをお願いします。

  郵便振替口座 00940―9―213444
  口座名称 スポーツ史学会第36回大会組織委員会
  一般 4,000円 学生 2,000円 *会員/非会員とも同額です

 
5.一般研究発表要領

1) 内容:スポーツ史及び体育史に関する未発表の研究で、研究が完結しているものに限ります。
2) 資格:2021年度会費及び本大会参加費を納入した本学会会員に限ります。なお、非会員の共同研究者については、大会参加費を納入願います。
3) 方法・時間:口頭発表。1題につき、30分(発表20分と質疑10分)。ただし、演題多数の場合は、時間を短縮することがあります。
4) 使用機材:DVD、PC(Windows)及びプロジェクター。誤作動防止ならびに円滑な大会運営のため、データは事前にPCに移してください。
5) 発表採択通知:組織委員会が発表の可否を決定し、10月中旬に通知します。なお、対面開催となった際でも、やむを得ない理由からリモートでの発表を希望する場合には、できるだけ考慮しますので事務局までご相談ください。
6) 配布物:100部用意し、発表30分前までに受付に提出してください(オンライン開催となった場合は、後からお知らせする期日までに、大会事務局宛へPDFのファイルをメールにて送信してください)。
7) 座長:発表者は申し込みの際、自分の発表時の座長を希望することができます。大会組織委員会ができるだけ希望にそえるよう折衝します。
 

 
6.抄録作成要領

発表抄録は、研究の目的、方法/構想、内容/論拠と論旨の展開、結論、主な資料、参考文献などが判るよう論文体で作成してください。発表1題につき、A4判サイズの見開き2ページとなります。
原稿は抄録書式に則り、デジタルデータ(Word)で作成・提出してください。なお、Word版の抄録書式テンプレートは、学会HP(このページの下部)からダウンロードできます。

抄録書式
1) A4版用紙、演題を含め文字サイズはすべて10.5ポイント。
2) 原稿の割付は次の通り。余白:上部25mm、下部25mm、左右とも20mm、縦48行、横2段組、各段23字、段間2字分の範囲で作成。
3) 方法・時間:口頭発表。1題につき、30分(発表20分と質疑10分)。ただし、演題多数の場合は、時間を短縮することがあります。
4) 見出し欄(ヘッドライン)は全段通し48字5行。
5) 写真・図・表は抄録に貼りつけるだけでなく、オリジナルも併せて提出願います。
見本の枠組みの線は原稿に記載しないでください(書くとそのまま印刷されます)。
原稿(デジタルデータ)は、大会事務局へE-Mailで送ってください。
ヘッダーとフッターには、文字を記入しないでください。

 

 
7.シンポジウム(2022年12月4日(日)14時〜16時)

テーマ:「生きる」から問うスポーツ―感染症の時代の身体―
 

 コロナ・パンデミックが浮き彫りにするものにスポーツ史学はどのように応えることができるのか――例えば、2020年、オリンピック東京大会がコロナ禍の中で1年延期になった折、オリンピックは「人類がコロナウイルスに打ち勝った証」として開催する(2020年10月26日臨時国会菅首相臨時国会所信表明演説など)として意味づけがなされました。しかし、そもそも宿主なしには生存できないウイルスのみを「敵」とみなし打ち勝とうとすることは、生への希望を志向しているようで実は生の本質を見据えていない絵空事――ロゴスで制御できうるとみなす「全能の身体」が前提とされていることを浮き彫りにします。そうした前提は、オリンピックを「希望と勇気を届ける大会」(2021年1月18日通常国会菅首相)、「絆をさらに強めた象徴、希望の灯り」(2021年3月11日IOC総会におけるバッハ会長の再選を受けたときの小池都知事コメント)という単純で分かりやすい有用性に収斂させることに直結します。

 こうした「全能の身体」を前提としたスポーツは、もちろん今に始まったわけではありません。現代科学に裏打ちされたトレーニング方法の進化の延長線上にドーピング問題が存在します。それらは現在、薬物による運動能力向上を目的とするものだけではなく、遺伝子ゲノム編集などによる肉体改造にまで及ぶことはすでに知られています。またスポーツ用具の高度化は、人間がもつ運動機能や感覚をテクノロジーで増強する「人間拡張工学」を生み出しました。例えばAR(拡張現実)スポーツなどは人間の身体を「拡張」することで「人機一体」をめざしています。

 これら有限性を内包しない「全能の身体」を前提とする現代スポーツのあり方は、コロナ・パンデミックを経験することで、さらに加速度的に社会に受け入れられていくことは疑いの余地はありません。そもそも疫病の歴史において、パンデミックが「社会のあり方」によってその性格が決定づけられ、その後の社会変革の先駆けとなってきた(山本太郎『疾病と人類』)といわれていることからもわかります。そうしたことを踏まえると、スポーツ史を探求する我々は、「未曾有」と称される現在の状況が決して未曾有ではなく「繰り返されてきた歴史」のひとつであることにも注意を払いつつ、同時に人間の生きてきた歴史上「今、どのような世界に生きているのか」を視野にいれたうえでスポーツする身体について考察することが必要だと考えられます。

 以上のことから、コロナ禍における「生命」や「社会」のあり方に関して精力的に言及されている西谷修氏(現代思想)、福岡伸一氏(分子生物学)2名にご登壇いただきシンポジウムを設定いたしました。西谷氏は現在について「分断された人間たちが市場の自由の濁流のなかに溺れている」(『わたしたちはどんな世界を生きているか』p.247)と指摘されています。ここでいう「市場の自由」とは、排他的で制限のない「自由」(「自由の底が抜けている」と表現、p.249)のことであり、そこには「他があって、自分がある」(p.250)という生存の条件が忘れ去られていると述べています。こうした現在の社会にいたった原因を福岡氏は、自らのいのち・身体が最も不確かな自然(ピュシス)であることを忘れ、人間の有限性に対する正常な判断が失われつつあるからだと述べています(『ポストコロナの生命哲学』)。そうした人間のいのちに対する正常でない感覚をもつ社会のあり方は、パンデミックを契機に浮き彫りになり、それが今後のスポーツ文化のあり方に影響を与えるものだといえます。 このような両氏の、社会のとらえ方と「今」の身体・いのちのとらえ方を手掛かりにしながら、コロナ・パンデミックが浮き彫りにする問題にスポーツ史学がどう応えていくかについての考察を深めたいと考えています。

 
シンポジスト:

  • 西谷修氏(東京外国語大学名誉教授:現代思想)
    『不死のワンダーランド』『戦争論』『夜の鼓動にふれる』『離脱と移動』『理性の探究』『わたしたちはどんな世界をいきているか』『“ニューノーマルな世界”の哲学講義』他多数
  • 福岡伸一氏(青山学院大学教授:分子生物学)
    『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』『世界は分けてもわからない』『生命海流』『福岡伸一、西田哲学を読 む』(共著)『ポストコロナの生命哲学』(共著)他多数

 
8.第36回大会組織委員会および事務局

大会会長:松本芳明(スポーツ史学会会長/大阪学院大学)
大会名誉顧問:宮下俊也(奈良教育大学学長)
組織委員会:
 井上邦子(委員長/奈良教育大学)
 鵤木千加子(甲南大学)
 梅垣明美(同志社女子大学) 
 神田俊平(十文字学園女子大学)
 佐々木浩雄(龍谷大学)
 竹村匡弥(ISC・21)
 谷釜尋徳(東洋大学)
 林郁子(関西大学)
 松井良明(奈良工業高等専門学校) 
 宮尾夏姫(奈良教育大学)

事務局:奈良教育大学 井上邦子研究室内
〒630−8528 奈良市高畑町  e-mail:kinoue@cc.nara-edu.ac.jp

 
9.アクセス


奈良教育大学までのアクセス
https://www.nara-edu.ac.jp/access/
〇近鉄奈良駅から奈良交通バス(約10分)
 「高畑町」下車すぐ
〇JR奈良駅から奈良交通バス(約15分)
 「高畑町」下車すぐアクセス
※ 駐車場の準備はございませんので公共交通機関をご利用ください

キャンパス内から会場へ
https://www.nara-edu.ac.jp/campus_map/index.html
一般研究発表;講義1号棟1階102講義室
シンポジウム;講義4号棟1階大講義室
※ 開催形式変更等の事情により会場が変更になる場合があります。
  その際には学会HPでご連絡いたしますので、ご確認をお願い
  いたします。

 
10.宿泊

各会員・参加者で手配をお願いします。

 
11.「学会託児」について

託児利用が必要な会員に対してご相談に応じます。原則、サービスを受ける会員と託児施設等との直接契約とさせていただきますが、近隣託児施設・シッター等の紹介、託児場所確保の相談、学生アルバイトの紹介等、必要に応じて情報提供などのサポートをさせていただきます。利用を考えておられる会員は下記まで、10月末をめどにご相談ください。

〇奈良教育大学 井上研究室 e-mail:kinoue@cc.nara-edu.ac.jp 
電話:0742-27-9230(研究室直通)

 

 
12.開催形式変更の可能性

新型コロナウイルス感染症等の影響により対面実施が困難な場合であっても本大会は中止・延期はせず、12月3日(土)、4日(日)の日程で特別措置開催(オンラインもしくはハイブリット形式(対面/非対面用))を予定しております。10月初旬の段階まで状況を見て、通常開催もしくは特別措置開催(オンラインもしくはハイブリット式)での開催かを判断することとし、学会HPで公表するとともにメーリングリスト(登録されている会員)でもお知らせします。発表を予定されている会員のみなさまにはご不便をおかけしますが、オンラインもしくはハイブリット形式開催での開催の可能性もあることをご理解いただき、申込みをお願いいたします。

不確定な状況でのご案内となり恐縮ですが大会準備に万全を期したいと思いますので、ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
 


 
大会発表抄録の書式テンプレートは、こちらからダウンロードできます。

Word用をダウンロード  一太郎2004以降用をダウンロード
 


⇒ 「学会大会」にもどる
⇒ トップページにもどる